じいちゃんは生前、夏休みに帰省すると、毎回アニメビデオを見せてくれました。(うちは両親が厳しく、一日30分しかテレビをみてはならなかったため、当時のアタシにとっては、長編アニメが見れる事は、パラダイス!でした。)
じいちゃん家にあったビデオは全部で3本。
じいちゃんは普段は寡黙な人なのですが、何故かナウシカを観る時だけ、あらたまった感じで、毎回前セツを入れてくるのです。「いいかい、じいちゃんは戦争を体験したから、怖くてこのアニメがみれないんだよ。」
じいちゃんの口から直接的な、戦時中の体験談は一切聞いたことはないのですが、親戚の人の話によると、予科練にいたそうです。当時どんなことがあったのかは分からないですが、トラウマでナウシカがみれないのは、可哀そうだな~(>_<)と、幼いながらに思ったものでした。また、火垂るの墓のようなリアルなものよりも、ファンタジー(ってジャンルでいいのかな?)の世界の話の方が、何かじいちゃんの心に迫るものがあったのかと思うと、不思議な感じがします。久しぶりに、近々またナウシカをみてみようかな。
今日は夕方、お参りがてら、みたままつりに行ってきました。それでなのか、なんだかじいちゃんの事を、ぼんやり思い出したのでした。
こんなマンガもあります。