1993年に撮られた映画「月はどっちに出ている」をDVDで観ていたのですが、内容よりも、その時代に対しての懐かしさに目がいってしまい、何度もDVDを一時停止させて、座談会(つまりおしゃべり)してしまい、観きるのに、2倍の時間を要しちゃいました。幼少期にみていた近所の景色や人の顔、土の匂いまで蘇ってきて、90年代の日本をそのまま閉じ込めた、缶詰のような作品でした。
最近、グーグルマップがゼンリンとの契約を打ち切った事が話題になっていますが、この映画の時代は、タクシーにナビすらついておらず、方向音痴で道に迷ったタクシードライバーは、公衆電話で道を聞き、また答える方も「月は、どっちに出ているか、月の出ている方にまっすぐ向かって帰ってきて。」という、ざっくりしたアドバイスをするような、おおらかな時代だったんだな〜と、しみじみしちゃいました。
【月はどっちに出ている】
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